アークウェブ×CSRブログ

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「Net Tuesday(ネットチューズデイ)」というイベントに参加してきました

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中野です。もう先週のこと(2009年8月25日)ですが、東京の神谷町で行われた「Net Tuesday(ネットチューズデイ)」というイベントに参加してきました。

Tokyo NetSquared Meetup (Tokyo) - Meetup.com
http://www.meetup.com/TokyoNetTuesday/

このイベントの大元はNetSquared(ネットスクエアード)という、サンフランシスコの非営利団体で、ブログ、SNS、Twitterなどのソーシャルメディアを使ってNPO団体の活動によいインパクトを与えることをテーマに活動している団体だそうです。

NetSquared, an initiative of TechSoupGlobal.org | remixing the web for social change
http://www.netsquared.org/

サイトを見ると2005年から活動をしていて、ブログ、Flickr、Facebook、Twitter、LinkedIn、SecondLifeなどソーシャルインフラを駆使し、プロジェクトベースの資金援助などもしているようです。

ぼく自身、会社のCSRの取り組みとして、またWebSigエコ&ピースの代表や、今年から務めさせていただいている「サービスグラント」の理事の1人として、ウェブ×ソーシャルやプロボノ(プロフェッショナルがスキルを活かして行う社会貢献)の可能性というのは強い興味があるので、参加してきました。
ヨセミテさんがこないだローンチされた新サービス「4good」上で主催の市川さんのアピールを拝見し、親しみを抱いたこともいきなり参加しようと決心できた理由のひとつだろうと思います。

会場である英国パブには25人ぐらいの人が集まりました。

多様なバックグラウンド、キャリアの人が集まったので、自己紹介タイムからして面白かったのですが、ぼくが最初から関心があり、また皆さんの自己紹介を聞いていく中でもやはり惹かれたところは、

  • 普通の人より社会や環境のことに興味がある人が、行動に一歩踏み出すきっかけとなったのはどんなできごと・経験か

というトピックでした。

この点、こないだ自分のTwitterアカウント( http://twitter.com/nakano )でふとつぶやいたものをまとめると


Net Tuesday、面白かった。コミュニティが立ち上がる瞬間に居合わせるのは面白い。また参加者の動機の「やむにやまれぬ」という部分を知ることができるのも興味深い

Net Tuesdayに参加した人の多くは、早い時期に「ネットに助けられた」「切実な問題の解決にネットが役立った」経験を持っていた。だから関心がネット×ソーシャルイシューに向いたといえる

「だから」って変か。「そこから転じて」か。人の関心範囲なんて狭いものだが、想像力豊かな人は問題に遍在する共通項を見つけ出す才能に長けているんだろうか。だから傍から見れば大きな問題に取り組んでいるように見えるのか

という感想を持ちました。

ある人が義務感などからではなく自発的にやりたいということについて、「なぜ自分がこれをやりたいのか」という"やむにやまれぬ"部分の話を聞くことは、(表現が陳腐ですが)心が洗われるような気がします。そういう"安全な"場では、きっと新たな共創も起こりやすいのかも。

多くの人が同じ目標に向かって連携するというのは、会社のようにマネジメントの名の下に強制が許される組織でさえ難しく、ボランタリーに集まった人たちを糾合するのはさらに難易度が上がるはず。だからこそ、どんな思いの人が集まり、どうまとまっていくのかという組織の立ち上がりプロセスに潜むヒミツを覗くことができるのは面白い! と感じました。


 

参加者の自己紹介やフリートークの時間でいろいろ刺激的なキーワードを聞くことができました。知ってはいたけどこの文脈で耳にすることで新鮮な感じがしたものも含めて、ちょっとメモから挙げてみます。 

  • 「社会起業(家)」と「市民活動(家)」。最近、ひとつの理想像として社会起業家というロールモデルが有名になってしまったために、社会的な目的にフルコミットする事業家以外のやり方・あり方についての議論がちょっと退いてしまってるのではないかなぁ、と思っています。いうまでもなく、ごく普通の人ができる活動も重要だ、と思い出しました。
  • 大きな資本を持たない普通の人が「映像」をつくりやすく流しやすい状況になってきた、という話。映像づくりにチープ革命が置き、ソーシャルメディアに組み込みやすくなったことにはもっと注目していいはず。効果的な活用法を意識的に考えていきたい。
  • 地域SNSで子育て支援、という話。ある地域での成功例を聞きましたが、実名登録、シニア女性が携帯でアクティブに書き込みをしていることなど、興味深かった。
  • ある病気の患者コミュニティ。国を越えて。「弱さ」を持つ人たちがどう弱い人たちが互いをサポートし合うか。そのためにネットは何ができるか。
  • ソーシャルメディアが盛り上がるのはいいことだが、半径Xmの情報をどうやって集めるのか? 地域振興にソーシャルメディアをどう活かしていくのか? という話。
  • ピンポイントだけど、「用語定義ワークショップ」。TOKYOメディフェス2009というイベントでやるらしいんですが、これはいいフォーマットだと思いました。何か新しいことが立ち上がろうとするとき、コンセプトや活動内容の討議・共有と合わせて呼び方もみんなで決めていく。賢い。


Net Tuesdayというイベント、今後も定期的行っていくらしいです。ぼく個人、またはアークウェブとして何ができるか考えつつ、また参加しようと思います。

「ARK-Web×CSR(アークウェブ 企業の社会的責任)」を公開しました

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中野です。

弊社サイト内で、ようやくCSR(企業の社会的責任)についてのコンテンツをスタートすることができました。

アークウェブのユニークさのひとつは、小さな会社ながらオープンソースへの貢献、ウェブ業界(同業他社)に対する積極的な情報開示、そして最近ではウェブ屋ならではの環境・社会貢献の試みなどを行っていることだと思います。

「ウェブ屋だからできる環境・社会貢献はある」「小さな会社でも or だからこそできる貢献がある」という思いはだいぶ前からあり、いろんなトライアルをしてきていますが、それらをまとめてご紹介するコンテンツづくりは後手後手にまわっていました。 

おかげさまでアークウェブは、環境や社会への関心というマインドを評価していただき、お仕事を頂戴するケースも増えてきました。

ウェブ制作のプロとして重用していただくことはもちろんですが、「志あるウェブ屋」としてパートナーと位置づけていただけるようなタイプの仕事は、より一層やりがいを感じます。

そんな道をどんどん進むために、ここではアークウェブのCSRの取り組みをいろいろお知らせしていくつもりです。

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